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債務整理

債務整理に踏み切れない理由と任意整理、個人再生、自己破産の特徴について

債務整理に踏み切れなかった理由とは?

債務整理に踏み切れなかった理由

突然ですが、皆さん債務整理と聞くと何か悪いイメージをお持ちではないでしょうか?

私も今から約14年前、借金額のピーク額が1,400万円を超えた時期は、債務整理なんてしたら人生終わりだ的な意味不明な考えを持っていました。

そのよからぬ考えのおかげで、雪だるま式に借金は膨らみ結局のところ母親、兄、妻にまで連帯保証人やら借金の肩代わりなどで多大に迷惑を掛けました。

今でも度々思うことはもっと早い段階で債務整理するべきだったということ。

でも、何で当時の私は、多重債務で借金に追われる日々が苦しくて苦しくてしょうがないのに債務整理に踏み切れなかったのでしょうか?

ずばり、なんか分からんけど怖ったからです。

でも、自宅のポストに詰め込まれる派手な色の督促状や裁判所からのよからぬ手紙、はたまた会社には個人名なのに話し方がプロ級の金融会社社員による督促のお電話が朝から晩までエンドレス。

携帯の履歴はすべて0120から始まるフリーダイヤルや見知らぬ市外局番で完全コンプリート。

さすがに鉄の心を持っていたら私も、「今回ばかりは無理だと…」と心が折れました。

迷った末に債務整理を決意

債務整理を決断

当時、給料の手取りが約15万程度なのに支払額は約40万円、プラスで一ヵ月暮らす生活費が必要と…。

小学生が見ても「もう無理だろ…」と思うようなこの金額。

その時期に、ちょうど街で行われる弁護士による無料の債務相談会があると聞き、仕事を休んで相談に行ってきました。

弁護士の先生にこれまでの経緯と借金の内訳などを詳しく説明すると、自己破産しかないとのお言葉。

でも私の中で引っかかることが3つ程ありまして、

  1. 自己破産したことが他人にばれないか?
  2. 連帯保証人はどうなるのか?
  3. 債務整理の費用はどのぐらい掛かるか?

全ての疑問を丁寧に答えてくれて、私に見合った弁護士の先生まで紹介してくれました。

自宅に帰り、妻とじっくりとこの先のことを話し合って私は自己破産を決意しました。

そして後日、紹介された弁護士の先生に相談して、あれだけ怖いから嫌だと思っていた自己破産(債務整理)をコチラからお願いして受任して頂きました。

債務整理にはどのような種類があるのか?

債務整理には大きく分けて、任意整理、自己破産、個人再生の3種類があります。

それぞれに特徴があって、自分の生活状況や借入状況に応じて適切に決める必要あり、手続きは個人では難しいため、専門の知識を持った司法書士や弁護士にお願いした方が気持ちの面でも楽だと思います。

では、この任意整理、自己破産、個人再生はどのような特徴でどういう借り入れ状況の方に向いているのでしょうか?

任意整理

任意整理とは、借りている側と貸している側が利息の軽減を交渉する手続きです。

メリットとして、弁護士や司法書士に仲介に入ってもらい、和解が成立すると支払額を圧縮することができ、3~5年前後で誰にもバレずに借金を返済できること。

しかしながら借金額が多い場合や財産(家や車)がある場合などは他の債務整理も検討してみましょう。

個人再生

個人再生とは、裁判所の認可を受けて、今ある借金を5分の1まで減額して3年から5年で支払う手続きです。

大きな特徴として、財産(住宅)を残して借金を減額できるので、自己破産と違って自宅を処分する必要がありません。

財産が全くない場合は、自己破産を選んだ方がメリットがあるかもしれません。

自己破産

自己破産は、免責が決定すると今現在ある全ての借金を帳消しにできる手続きです。

最大の特徴は、借金が全て無くなること。一からの出発を考える方に一番見合った手続きと言えます。

ただし、ローンが残っている車や住宅は全て処分されるため、財産をお持ちの方は、個人再生とどちらが良いか相談してみると良いでしょう。

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